2023年11月号は、リーガルミステリー特集!
文字数 2,343文字
講談社がほこるエンタメ文芸雑誌「小説現代」。
最新号の見どころを一挙ご紹介します!
11月号はリーガルミステリー特集。五十嵐律人さん原作の映画『法廷遊戯』公開を記念した主演・永瀬廉さんインタビュー&五十嵐律人さん最新作『真夜中法律事務所』を全編公開します。さらに新川帆立さん、大門剛明さん、竹田人造さん、似鳥鶏さん、藤崎翔さんの気鋭の書き手5名が登場。法廷で証言するAI、死者の運命を決める「あの世」の裁判など、誰も読んだことのない新たなリーガルミステリー小説が集まりました。
第20回本屋大賞を受賞した凪良ゆうさんの『汝、星のごとく』。過去に本誌に掲載されたスピンオフ2編「春に翔ぶ」「星を編む」、そして今号掲載の「波を渡る」をまとめた中編集『星を編む』を11月8日に発売します。書籍の刊行記念として、声優・斉藤壮馬さんと凪良ゆうさんの豪華特別対談を収録。
今号より神永学さん「悪魔」シリーズ第3弾の集中連載がスタート! さらに大人気シリーズの舞台・神山藩の普請方を描いた砂原浩太朗さんの短編「半夏生」、QRコードで読み取った音声と一緒に読む道尾秀介さんの「きこえる」シリーズ最新作「セミ」と、シリーズ作品も充実のラインナップ。
そして原田マハさん最新作『黒い絵』刊行を記念し、原田さんが拠点を構えるフランスで行われたスペシャルインタビュー(聞き手:パリュスあや子さん)を収録します。
見どころ満載の小説と、豪華インタビューや対談が詰まった1冊になっています。
今月号もお見逃しなく!
<リーガルミステリー特集>
11月10日(金)公開!『法廷遊戯』映画化記念
主演 永瀬 廉インタビュー
実際の裁判を傍聴するなど、徹底した役作りで弁護士役に臨んだ永瀬廉さん。映画と原作の魅力や役にかける思いを余すところなく収録。
全編公開 五十嵐律人『真夜中法律事務所』
検事・印藤累はある日、幽霊が視えるようになった。自称「案内人」架橋昴が現れ、累をある場所へと導く。そこは変人弁護士が営む"幽霊のための"法律事務所だった!
五十嵐律人全著作振り返りインタビュー
ミステリーを通じて、法律を身近なものに(聞き手:若林 踏)
第62回メフィスト賞を受賞した『法廷遊戯』が待望の映画化。斬新な手法で法律とミステリーを掛け合わせてきた五十嵐さんに、これまでの著作に込めた思いを語っていただいた。
新川帆立 競争の番人 小勝負勉の自由で公正な婚活
高学歴女子のお相手探しは大変? 藁にも縋る気持ちで結婚相談所に登録した検察官、緑川。今日は古巣の公取委、小勝負セッティングの合コンで……。
大門剛明 神都の証人 第一部
「完全無罪」シリーズが絶好調、リーガルミステリーの雄による渾身作。戦中、時局に媚びる社会情勢の中で苦悩する弁護士・吾妻太一のギリギリの戦いとは?
竹田人造 幽霊裁判は終わらない
SF界の超新星が見せつけるAI×法廷ミステリー! 殺人罪で起訴された広斗。証人は、被害者を再現したAIだった。
似鳥鶏 朝倉家ならなんとかなるかも
こんな相談、困ります、と普通は言われてしまうところですが――。いまだかつてないチャーミングな弁護士、登場! ミステリー全領域を自由自在に飛翔する著者の入魂作。
藤崎翔 冥土法廷
これから裁判って、サンズ弁護士会の弁護士が言う。サンズってここは三途の川?いったい俺は死んじまったのか。話題作『逆転美人』に負けない逆転劇⁉
<本屋大賞受賞作続編>
シリーズ累計50万部。本屋大賞受賞作『汝、星のごとく』続編中編
凪良ゆう 波を渡る
花火のように煌めく時間を経て、愛の果てにも暁海の人生は続いていく。『汝、星のごとく』の先に描かれる、繋がる未来と新たな愛の形。
『星を編む』刊行記念特別対談
凪良ゆう×斉藤壮馬
第20回本屋大賞受賞作『汝、星のごとく』の続編的中編集『星を編む』の刊行を記念して、凪良ゆうさんと、凪良さんの大ファンである声優の斉藤壮馬さんの豪華対談が実現!
<シリーズ>
-作家20周年記念-
「悪魔」シリーズ第3弾、集中連載スタート!
神永学 復活の悪魔
かの五芒星事件を彷彿とさせる女性の惨殺死体が複数発見された。警察を辞め野に下った天海志津香は事件から目を背ける。しかし事件は驚愕の展開に−−−神永ミステリー炸裂!
砂原浩太朗 半夏生
舞台は神山藩。黙々と普請方の勤めを果たす父を尊敬していた乃絵。父の仕事を継ぎ、いつの間にかたくましくなった弟の背中を見て、彼女に去来する感情は――。
道尾秀介 セミ
両親を喪い、祖父母と暮らす僕が見つけたのは、古いラジカセとカセットテープ。そこから聞こえてきたのはーー。「音声」×「ミステリ」の新感覚体験型小説「きこえる」シリーズ、最終話。
<スペシャルインタビュー>
『黒い絵』刊行記念
原田マハ パリの街角で新著を語る。(聞き手:パリュスあや子)
『楽園のカンヴァス』以来、アート小説で日本をリードする原田マハはパリにも居を構える。フランス在住作家・パリュスあや子と、セーヌ川のほとりのカフェで待望の新著『黒い絵』について語る。
<コラム>
宮田愛萌 ねてもさめても本のなか
今月の才能箱 書店員 岡本 歩
〆切めし 青波 杏
じんせいに諦めがつかない 森川 葵
武田砂鉄 もう忘れてませんか?
<本>
書評現代
ミステリー 若林 踏
青春・恋愛小説 吉田大助
時代小説 柳亭小痴楽
エッセイ・ノンフィクション 内藤麻里子
読書中毒日記 こだま
今月の平台
第18回小説現代長編新人賞2次選考通過作品&1次選考通過作品講評 発表
第19回小説現代長編新人賞募集
第70回江戸川乱歩賞募集
執筆者紹介
小説現代11月号は、2023年10月20日(金)発売。
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