2023年6月号は、砂原浩太朗さん、中脇初枝さんのダブル全編公開!

文字数 1,554文字

講談社がほこる月刊エンタメ文芸雑誌「小説現代」。

最新号の見どころを一挙ご紹介します!

今月は、砂原浩太朗さん、中脇初枝さんの話題の二作品を、一挙に全編公開。

いずれも大切なことを伝えていく、胸にしみわたる物語です。

また、アニメ化が決定した青崎有吾さんの「アンデッドガール・マーダーファルス」シリーズの最新短篇、また小誌初登場の高瀬乃一さん、長谷敏司さんのユニークな短篇、小説現代長編新人賞でデビューした宇野碧氏の新作から、エッジの効いた冒頭一編を掲載。

今月号も「得読み」「先読み」の小誌をぜひご堪能ください!

<二作一挙全編公開>

砂原浩太朗 霜月記

『高瀬庄左衛門御留書』『黛家の兄弟』につづく「神山藩シリーズ」、待望の新作! 

代々町奉行を務める草壁家で、突如失踪した父・藤右衛門に代わり役目に就いた総次郎。

名判官と謳われた祖父・左太夫は、隠居後、屈託を抱えて過ごしていた。

そんななか遊里で起こった刃傷沙汰。

そこには藤右衛門のものと似た根付が落ちていて……。

砂原浩太朗インタビュー 聞き手:末國善己

書評 末國善己・細谷正充

中脇初枝 伝言

満洲・新京で暮らすひろみ。

「尽忠報国」「一億玉砕」「五族協和」、そう信じていた。

しかし、終戦によってすべてが変わってしまった。

ーー見たこと、聞いたこと、そして自分が無知だったことも忘れない。

二度と同じ思いをする人が生まれないよう、後世への「伝言」として残していく。

<祝・本屋大賞受賞>

2023年本屋大賞を受賞した、凪良ゆうの『汝、星のごとく』。

その発表会場で語られた感謝の言葉と、本書をTVでも熱く紹介した齋藤明里のブックレビューをお届けする。

凪良ゆう『汝、星のごとく』本屋大賞受賞の言葉

星を見て、想いを馳せて 『汝、星のごとく』ブックレビュー 齋藤明里

<アニメ化決定&最新作掲載>

青崎有吾 アンデッドガール・マーダーファルス

2号連続“アンファル”特集

完全新作「知られぬ日本の面影」

講談社タイガの人気シリーズが最強布陣でTVアニメ化決定! 

今年7月の放送開始を前に待望の最新短編「知られぬ日本の面影」を掲載。

<シリーズ>

道尾秀介 死者の耳

高校時代からの友人に頼まれた、夫婦の秘密に関する工作。

ところがそれが予想外の展開を迎える。「きこえる」シリーズ第4弾!

<初登場>

高瀬乃一 無間地獄〈壱〉親孝行の鐘

現生では富貴に恵まれるが来世では無間地獄に堕ちてしまうという梵鐘がある。

欲に溺れてその鐘を撞いた男の悲惨な顛末とは?

長谷敏司 月がきれい

嘘を絶対に許さない父親から酷い虐待を受けながら育った”わたし”。

そんなわたしの人生を救ってくれたのは、ポケットの中の「恩人」だった。

<最新作発売記念>

宇野 碧 『キッチン・セラピー』抄録 カレーの混沌

『レペゼン母』の宇野碧、早くも2作目! 

7月の発売に先駆けて、抄録を先行公開。

森の中に佇む診療室のキッチンで紡がれる、特別なひと皿の物語。

対談 デビュー作で開けた風穴 逢坂冬馬×宇野 碧 構成:吉田大助

『同志少女よ、敵を撃て』でデビューした逢坂冬馬と、『レペゼン母』でデビューした宇野碧。

ともに「戦う女性」を描いた二人の奇跡の対談が実現!

<コラム>

〆切めし 青本雪平

じんせいに諦めがつかない 森川 葵

武田砂鉄 もう忘れてませんか? 

<漫画>

益田ミリ ランチの時間


<本>

書評現代

ミステリー 若林 踏

青春・恋愛小説 吉田大助

時代小説 柳亭小痴楽

エッセイ・ノンフィクション 内藤麻里子

読書中毒日記 清志まれ(水野良樹) 今月の平台


第69回江戸川乱歩賞 1次・2次予選通過作品の発表 講評

第70回江戸川乱歩賞募集 

第18回小説現代長編新人賞募集


小説現代6月号は、2023年5月22日(月)発売予定。

お近くの書店さん、または電子書店さんでお求めください。

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