『余命一年、男をかう』(吉川トリコ)

文字数 1,038文字

いま話題のあの作品を、マンガでひとかじり!

ブックソムリエ猫のスピンと、飼い主シオリが話題の本をあーだこーだとご紹介します。

気になった作品があったら、ぜひ本をお手にとってくださいね。


今回ご紹介するのは、『余命一年、男をかう』(吉川トリコ)!

狭間シオリ:アラサー会社員

スピン:ブックソムリエ猫

シオリ&スピンのアフタートーク!
ぷはーっ! ドック明けの一杯たまんないなー!
飲みすぎ注意~!
へへっ、了解~!

『余命一年、男をかう』でも、主人公の二人が飲みっぷり良くてさ。読んでるうちに、唯は病気ほっといて大丈夫なのかな? って、心配にはなってきたけど。

二人はその後どうなるの?
70万円は、瀬名といる時間を1時間1万円で買う形で消費していくの。でも70時間なんてあっという間でしょう? そこから先、また新しい関係性が始まるんだ。
やっぱりお金の関係なの?
そう。唯と瀬名の関わり方が、傍から見るとめっちゃ順調に進んでるカップルなんだけど、それぞれの気持ちの中ではすごくズレててて、歯がゆいし、応援したくなる。唯が40年かけて作り上げたキャラクターが鉄壁すぎて素直にならないんだよ~!
語る……今夜のシオリはめっちゃ語るね!?
語るよ~!

「男女逆転版プリティ・ウーマン」っていうコピーに惹かれたけど、読んでみたら、唯の一目惚れから始まる「360度回転版プリティ・ウーマン」って私は言いたいかも。変わっていくのは瀬名なのか、唯なのか……。

はぁーっ、一気に喋ったら喉渇いた!

ねぇスピン、もう一杯飲んでいいかな~。

シオリは肝臓もココロも元気そうで何よりだね……。
スピンもずっと元気でいてよね! ずーっとね!
えっ……うん! ボクがんばるよ!
猫又になるくらいね!
猫又かぁ……。
今回紹介した本は……


『余命一年、男をかう』

吉川トリコ

講談社

1650円(1500円+消費税10%)

描いた人:藤沢チヒロ(@uwabamic



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