『キッチンが呼んでる!』(稲田俊輔)

文字数 1,308文字

いま話題のあの作品を、マンガでひとかじり!

ブックソムリエ猫のスピンと、飼い主シオリが話題の本をあーだこーだとご紹介します。

気になった作品があったら、ぜひ本をお手にとってくださいね。


今回ご紹介するのは、『キッチンが呼んでる!』(稲田俊輔)

狭間シオリ:アラサー会社員

スピン:ブックソムリエ猫

シオリ&スピンのアフタートーク!

うん、おいしい!

小説を参考に、クミンとブラックペッパー追加したら、ぼんやりしたカレーの解像度が上がったかんじだよ!

シオリの作ってくれた特製猫用チャイもおいしいよ! なんかこう、なんだろうこれ…何入れたの?

うふふ、なんでしょう…

『キッチンが呼んでる!』の著者の稲田俊輔さんて、有名なインドカレー屋さんの店主だったり、食べ物関連の事業を手掛けるプロデューサーさんなんだね。

さらに小説も書けちゃうだなんて…しかも面白かったよ! すごいなぁ…

稲田さんのTwitterをみたら、この作品の主人公って、ご自身の分身な部分がけっこうありそうに思った。

ご両親がグルメだったこととか、学生時代にパスタを究めたとか…

「快適な食生活」と、主人公の生き方がリンクしていて、かっこよかったね。

ラストは「フードラブ・ストーリー」の裏の「フード・ラブストーリー」も盛り上がる予感もあって、食べ応えある小説でした…!

稲田さんのレシピ本の新刊『ミニマル料理』も好評らしくてさ、さっきポチッちゃったよ、この春は私、自炊がんばるんだ~!

ところでシオリ、なんかボク、ふわふわする…酔っぱらったみたいな感じ…にゃーん…

あ、特製マタタビチャイ、効いてきたかな…?

にゃ、にゃ~ん…!

今回紹介した本は……


『キッチンが呼んでる!』

稲田俊輔

小学館

1650円(1500円+消費税10%)

描いた人:藤沢チヒロ@uwabamic

「マンガでかじるこの一冊」バックナンバー

『スモールワールズ』(一穂ミチ)

『ほねがらみ』(芦花公園)

『オルタネート』(加藤シゲアキ)

『檸檬先生』(珠川こおり)

『ゴールデンタイムの消費期限』(斜線堂有紀)

『神の悪手』(芦沢央)

『リボルバー』(原田マハ)

『余命一年、男をかう』(吉川トリコ)

・『ブラザーズ・ブラジャー』(佐原ひかり)

・『とにもかくにもごはん』(小野寺史宜)

『花束は毒』(織守きょうや)

・『オーラの発表会』(綿矢りさ)

『パンダより恋が苦手な私たち』(瀬那和章)

『ガラスの海を渡る舟』(寺地はるな)

・『君の顔では泣けない』(君嶋彼方)

『ペッパーズ・ゴースト』(伊坂幸太郎)

『むき出し』(兼近大樹)

『新しい星』(彩瀬まる)

『ボタニカ』(朝井まかて)

『ブラックボックス』(砂川文次)

『六人の嘘つきな大学生』(浅倉秋成)

・『古本食堂』(原田ひ香)

『サーキット・スイッチャー』(安野貴博)

・『六法推理』(五十嵐律人)

・『八月の母』(早見和真)

『観覧車は謎を乗せて』(朝永理人)

『宙ごはん』(町田そのこ)

『おいしいごはんが食べられますように』(高瀬隼子)

『此の世の果ての殺人』(荒木あかね)

『君のクイズ』小川哲

『ジャクソンひとり』(安堂ホセ)

『キッチンが呼んでる!』(稲田俊輔)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

背景色
  • 生成り
  • 水色