『パンダより恋が苦手な私たち』(瀬那和章)

文字数 1,039文字

いま話題のあの作品を、マンガでひとかじり!

ブックソムリエ猫のスピンと、飼い主シオリが話題の本をあーだこーだとご紹介します。

気になった作品があったら、ぜひ本をお手にとってくださいね。


今回ご紹介するのは、パンダより恋が苦手な私たち瀬那和章)!

狭間シオリ:アラサー会社員

スピン:ブックソムリエ猫

シオリ&スピンのアフタートーク!

ねぇねぇ、スピンは年上の女の子が好きなの?
な、なに急に!?
小説の中で、「オスのチンパンジーやニホンザル、ネコは年齢を重ねたメスを好む傾向がある」っていうのがあったから!
ほら、目の前に、ネコ科のきぐるみを着た年上女性いるよ〜! にゃーん!
さー冗談はおいといて! ボクら動物と比べて、人間の恋って色々複雑で大変そうっていうのは、以前からのイメージでもあったわけだけど。
(サラッと流された!)
嫌われたくなくて遠慮したり、コンプレックスがあって弱気になったり……ヒトが恋に二の足を踏む原因のアレコレが、動物たちの求愛行動をヒントに解決できちゃうの、痛快だったしニコニコしながら読んだよ。
動物だからって、単純に本能だけで相手を探すわけじゃないかもだけど…したたかだし、案外かしこい!
パンダが、体が大きい方がモテるから、オシッコでマーキングするときに逆立ちするとか、カワイイくせしてなかなかやるよね(笑)
椎堂先生の講義を受けるうちに、一葉にも、周りの人たちにも変化が訪れて…
動物にしか興味なかった椎堂先生の変化もね。そして最後に一葉が導き出した「仮説」がすごく素敵なの!
一葉たちの恋の行方、これからも見守りたくなっちゃうよね。
この作品は、連ドラ化期待しちゃう! 椎堂先生はどんな俳優さんがいいかな〜とか、脳内キャスティング捗るね!

 

今回紹介した本は……


パンダより恋が苦手な私たち

瀬那和章

講談社

1650円(1500円+消費税10%)

描いた人:藤沢チヒロ(@uwabamic



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