『花束は毒』(織守きょうや)

文字数 938文字

いま話題のあの作品を、マンガでひとかじり!

ブックソムリエ猫のスピンと、飼い主シオリが話題の本をあーだこーだとご紹介します。

気になった作品があったら、ぜひ本をお手にとってくださいね。


今回ご紹介するのは、『花束は毒』織守きょうや)!

狭間シオリ:アラサー会社員

スピン:ブックソムリエ猫

シオリ&スピンのアフタートーク!
いやぁ〜〜〜、まだちょっと震えてるよ。すごいものを読んだなー!

終盤までは、丁寧に事件をなぞっていく探偵ストーリーで、グイグイ調査を進める北見と、気配りができて慎重な木瀬のコンビがいい感じじゃない?
うんうん。北見センパイ、偽名を使った潜入捜査もソツなくこなすし、その気になれば法に触れるような奥の手も繰り出せちゃう。
でも、今回は一緒に行動するのが検事を目指す木瀬だから、危ない橋はわたらない、わたらせないという優しさもある……。
作者の織守きょうやさんは、弁護士さんで作家さんなんだよね。ワトソン的立場の木瀬くんに、法学のうんちくを自然に語らせてて、むずかしく感じないのがいい。これってシリーズ化あるよね!
木瀬の大学生活とか、北見の事務所の所長である伯父さんのこととか、語られてないことがまだまだあるからね。シリーズ化、あるでしょ!
でも、今作の衝撃のラストを超えられるかなあ……同じ手は使えないよね……。
続編を楽しみに待とう!
あとさ、小説のなかで、いろんな人がコーヒーを飲む描写にこだわりを感じたんだよ。読んでてコーヒー飲みたくなっちゃった。作者さん、弁護士のお仕事のとき、依頼人にコーヒー出して観察してたりして……(笑)
今回紹介した本は……


『花束は毒』

織守きょうや

文藝春秋

1870円(1700円+消費税10%)

描いた人:藤沢チヒロ(@uwabamic

登場人物紹介

登場人物はありません

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