『ブラックボックス』(砂川文次)

文字数 931文字

いま話題のあの作品を、マンガでひとかじり!

ブックソムリエ猫のスピンと、飼い主シオリが話題の本をあーだこーだとご紹介します。

気になった作品があったら、ぜひ本をお手にとってくださいね。


今回ご紹介するのは、『ブラックボックス』(砂川文次)

狭間シオリ:アラサー会社員

スピン:ブックソムリエ猫

シオリ&スピンのアフタートーク!
読了~~!
サクマ、ひとつのループを終えたんだな……刑務所を出た後の生き方が気になる。
前半の「メッセンジャー編」では語られていなかったことが、後半の「刑務所編」で明かされて、読後感はすとんと落ち着いた感じ。モノローグで語るサクマと気持ちがリンクしたよ。
メッセンジャーが主人公だから、疾走感あふれる文体なのかなって想像してたんだけど、逆だったね! 冒頭数ページ、5秒くらいの出来事を、サクマの脳内と体感をめちゃくちゃ詳細に描いて、スローモーション映像を見てるみたいだった。
過去の作品はまた雰囲気が違うらしいから、読んでみないとね。
そうそう、つい数日前に芥川賞の贈呈式があったけど、そこでのスピーチも砂川さん話題になったね。咆哮すごかった!
まっすぐな人柄と、怒りをエネルギーに執筆する熱さ、ボク好きだ!
今回紹介した本は……


『ブラックボックス』

砂川文次

講談社

1705円(1550円+消費税10%)

描いた人:藤沢チヒロ@uwabamic



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