(29)白川紺子【細川ガラシャ】

文字数 488文字

現代を代表する作家・漫画家・学者・舞台で活躍する芸人やタレントの方たちに、好きな戦国武将のアンケート調査を実施いたしました。

激動の令和において、人気のある武将は果たしてだれなのか?!

白川紺子(しらかわ・こうこ)さん


──三重県出身。雑誌「Cobalt」短編小説新人賞に入選の後、2012年度ロマン大賞受賞。主な著書に『九重家献立暦』、「下鴨アンティーク」「契約結婚はじめました。」「後宮の烏」シリーズなど。

【わたしの好きな戦国武将】


細川ガラシャ

十代のころに三浦綾子さんの『細川ガラシャ夫人』を読んで以来、ガラシャ夫人が好きです。当時は悲劇の人と捉えていたように思うのですが、歳を重ねるにつれて、「どう生きるか」より「どう死ぬか」ということを考えるようになるなか、彼女は己の生を生ききったのだなあと、うらやましく思うこともあります。奇しくもいま、彼女の享年とおなじ歳です。


散りぬべき時知りてこそ世の中の花も花なれ人も人なれ


ガラシャ夫人のこの辞世に彼女の生き様を嚙みしめ、いま一度、己の生を見つめ直してみたいと思った次第です。

登場人物紹介

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