(39)砥上裕將【宮本武蔵】

文字数 490文字

現代を代表する作家・漫画家・学者・舞台で活躍する芸人やタレントの方たちに、好きな戦国武将のアンケート調査を実施いたしました。

激動の令和において、人気のある武将は果たしてだれなのか?!

砥上裕將(とがみ・ひろまさ)さん


──1984年生まれ。水墨画家。『線は、僕を描く』で第59回メフィスト賞を受賞しデビュー。同作は2020年本屋大賞第三位に選出。

【わたしの好きな戦国武将】


宮本武蔵

宮本武蔵が好きです。言わずと知れた天下無双の剣の達人ですが、私にとっては剣術の人と言うよりも「宮本二天」、水墨画家としての顔の方に興味があります。「枯木鳴鵙図」を始めとした独特の筆致や趣を持った水墨画の数々は、どれも宮本武蔵の人柄を感じさせます。常識にとらわれない発想力や、創意工夫、個というものを突き詰めた生き方を感じさせる作風は、心動かされるものばかりです。シンプルに説明しているようで、いつも人をハッとさせるような閃きを与える、そんな雰囲気が画の中に数多くあります。たぶん、それが、天才ということなのだろうなあと、眺める度に仰ぎ見ております。

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