(45)三津田信三【真田幸村】
文字数 514文字
現代を代表する作家・漫画家・学者・舞台で活躍する芸人やタレントの方たちに、好きな戦国武将のアンケート調査を実施いたしました。
激動の令和において、人気のある武将は果たしてだれなのか?!
三津田信三(みつだ・しんぞう)さん
──編集者を経て2001年『ホラー作家の棲む家』(のち『忌館』と改題)で作家デビュー。10年『水魑の如き沈むもの』で第10回本格ミステリ大賞受賞。
【わたしの好きな戦国武将】
真田幸村
戦国時代の武将に正直ほとんど興味はないのだが、敢えて挙げれば真田幸村になる。なぜなら子供のころはNHKで一九七五年から七七年に放送された人形劇『真田十勇士』に親しみ、大人になってからは同じくNHKで二〇一六年に放送された大河ドラマ『真田丸』を楽しく視聴した覚えがあるからだ。あと付け加えるとすれば、荒っぽいイメージのある戦国武将たちの中で、最も知的な印象を受けるのが真田幸村だからだろうか。
ちなみに『真田丸』で幸村を演じた堺雅人さんは、僕を担当して下さった歴代の女性編集者たちと我が家の妻が、「ぜひ刀城言耶を演じて欲しい役者さんです」と声を揃えて言ったことも付記しておきたい。