(56)赤神諒【立花道雪】

文字数 635文字

現代を代表する作家・漫画家・学者・舞台で活躍する芸人やタレントの方たちに、好きな戦国武将のアンケート調査を実施いたしました。

激動の令和において、人気のある武将は果たしてだれなのか?!

赤神 諒(あかがみ・りょう)さん


──1972年京都府生まれ。私立大学教授、法学博士、弁護士。2017年、「義と愛と」(のちに『大友二階崩れ』に改題)で第9回日経小説大賞を受賞し作家デビュー。近著に『空貝 村上水軍の神姫』『立花三将伝』などがある。

【わたしの好きな戦国武将】


立花道雪

公、未だ元服せざる齢十四にして初陣、豊前馬ヶ岳で大内軍を破り、以来、大小数十度の戦にあって敗北を知らず。雷を斬りて下半身不随となるも、輿に乗りて戦場を駆け巡りたり。大友、日向高城にて島津に大敗せし後も、衰勢著しき主家をよく支えしが、秋風高良山の陣、ついに陣没す。享年、七十三。上には秋霜烈日、下には春風駘蕩、敵には「鬼道雪」と恐れられし稀代の名将は、まさに「大友の戦神」と言うべし──。


道雪の死後、島津の猛攻に晒された大友は、たちまち滅亡寸前の危機を迎えます。


強烈な父性を持つ不屈の闘将として、漢の魅力あふれる立花道雪(戸次鑑連)には、武田信玄が面会を望んだという伝説まであります。かねて大ファンでしたが、正面から扱った作品があまりないため、道雪を主人公とした小説を自分で書くことにしました。私のライフワーク〈大友サーガ〉の中核となる西国最強武将です。

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