(11)はやみねかおる【伊達政宗】
文字数 530文字
現代を代表する作家・漫画家・学者・舞台で活躍する芸人やタレントの方たちに、好きな戦国武将のアンケート調査を実施いたしました。
激動の令和において、人気のある武将は果たしてだれなのか?!
はやみねかおるさん
──1964年三重県生まれ。『怪盗道化師ピエロ』で第30回講談社児童文学新人賞に入選。「名探偵夢水清志郎事件ノート」「怪盗クイーン」「都会のトム&ソーヤ」「少年名探偵虹北恭助の冒険」シリーズなど著作多数。
【わたしの好きな戦国武将】
伊達政宗
きっかけは、小学生の時に見た雑誌広告。
「二十年早く生まれていたら、天下を獲った男──伊達政宗」
当時のぼくは三英傑も知らず、ホームズやファイロ・ヴァンスが英雄でした。そんなぼくに、このキャッチコピーは衝撃的でした。
その後、大河ドラマや歴史マンガ等を経て、わかったことは、「伊達政宗、ヤバイ!」でした。
とにかく、何をするかわからない。父親ごと敵を射殺。味方の部隊を後ろから撃つ。死に装束で秀吉に会う。あと、三日月がついたド派手な兜のセンス……。
──もし伊達政宗が二十年早く生まれていたら……?
少し想像するだけで、頰を冷たい汗が流れます。
こんな想像をさせてくれる伊達政宗が、ぼくは好きですね。友達には、なりたくありませんが……。